IP Messenger 歴史と由来(なんだそれ)

H.Shirouzu(白水啓章)
1996/09 作成+2002/09(発掘&)加筆・修正
2016/09 更新
94/01入社1年目の終り、会社での使用マシンが Macになり(といっても、仕事は UNIX なので、telnetと電子メールに使用)、Macユーザ間で BroadCast というソフト(周りでは何故か Messenger と呼ばれていた)を使う。Mac を道連れによく飛ぶのをのぞけば、とっても便利なソフトでした。
#IP Messengerにとっては、このソフトがそもそものお手本。
95/06メインマシンが WinNT3.50Server に。当時、社内で幅をきかせていた Mac と通信できなくなったのがつらい。
96/01ふと、動的メンバ認識の方法を思いつき、思い立ったが吉日と、Borland C++ の AppExpert で、OWL(Borland の Windows 用クラスライブラリ)版を作成。一日で完成・動作するも、我ながら汚いソースに卒倒する。
アイコンには、「GENERATIONS(StarTrek) の Dr.Soran が Nexus を待つ場面」をイメージして作ってみたけれど、出来上がってみると、何の絵なのか自分でもよくわからない(笑)
96/02新プロトコルを考えつつ、休日などを利用して、徐々に WinAPI の勉強を始める。
社内で、OWL 版を使いはじめる。Win Message と呼ばれていたこのころ、ユーザはわずか3人。
96/03OWL を使うと、ファイルサイズが一気に大きくなるため(200KB以上)、独自の簡易クラスライブラリを作ることを決定。
96/05ようやく独自クラスライブラリがほぼ完成。
96/06独自クラスライブラリで作ったテスト版を、社内でテスト運用。TCP/IP(UDP) を使った Messenger という意味で、IP Messenger と命名する。実は、BroadCast(AppleTalk専用)のことを Messenger というソフト名だと勘違いしていたゆえのネーミング...TCP/IPが使えれば OS を問わない Messenger という気持ちを込めて。
一方、ほとんど再コンパイルしただけの、OWL 版の Win16 版を完成させると、(Win3.1ユーザが多かったため)社内ユーザが一気に10人以上増える。このころ、K.Fujita 氏が Mac 版作成に着手。
96/07安定したところで、Links-NT ML で、「WinPopup ライクなソフト(本当は作成当初、WinPopup の存在を知らなかった)を作ってみましたが、ソース&実行ファイルが欲しい方はいらっしゃいますか?」と流したところ、予想以上の「送ってください」メールに驚く。(ML にアーカイブをぶちまけるミスも...)
この ML に秋保窓(現、窓の杜)の齋藤さんがいらっしゃったのが縁で、秋保窓 ML でも紹介していただき、ユーザが一気に広まったようです。
96/08RingServer ProjectOpen Lab.に登録申請。
19日に ver1.00完成。ふうー。
その後の歩み...
96/11神田さんによる、X11版が完成
96/12角田さんによる、Win版ログビューアが完成
97/03加澤さんによる、Java版が完成
99/09登さんによる、GTK+版が完成
松丸さんによる、GNOME版が完成
00/12福島さんによる、ipmsg用メンバ交換用 Exchange Server が完成
01/05竹内さんによる、IPMSG Class for Ruby と IPMSG for Web が完成
02/02石綿さんによる、MacOS X版が完成
かわいさんによる、MacOS X版が完成
02/04ファイル添付用プロトコル拡張を本格検討(...世の中のマシンの処理能力が上がってきたため)
02/05暗号通信プロトコル拡張を本格検討(...LANアナライザなどによる、パケット傍受に関する被害報告が増えたため)
02/11「ファイル&フォルダ添付」と「通信路暗号化」をサポートした Win版ver2.0リリース
02/12咳さんによる、分散Ruby+Div+WEBRick 版が完成
03/08福島さんによる、Perl モジュールが完成
さらにその後の歩み...
06/0810周年記念。RichEdit化(画像貼付等)、多言語化、電子署名をやりたいと ML で宣言するも、なかなか手がつけられず
09/09RichEditによる画像貼付、Balloon通知などを実装した暫定版(メッセージ通信を TCP で行う変則版)を ML だけで公開
11/03薬師寺さんによる、WinCE版が完成
11/04画像貼付対応、RSA2048/AES256bit対応、多言語通信対応した Win版 v3.00 リリース
11/08画面キャプチャ機能をサポートした Win版 v3.30 リリース
12/04画面キャプチャへのマーキング機能をサポートした Win版 v3.40 リリース
15/06IPv6マルチキャスト、ファイル転送暗号化、遠隔リブートをサポートした Win版 v3.50 リリース
15/11添付ファイルの自動保存機能、未開封再起動での再表示をサポートしたWin版 v3.60 リリース
16/0820周年記念。強力なログビューアを内蔵し、複数宛先返信に対応したWin版 v4.00 リリース

今年(2016年)で20周年となり、v4.0をリリースしました
今後も、さらなるアップデートを予定。お楽しみに。




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