さて、現在のコーヒーポット(2台)はステンレス製魔法瓶タイプのため、ケンブリッジ大学のようにWebカメラで残量確認、という手は使えません。

そこで、
FSR402薄膜センサをポットの下に差し込む、という手を考え、トライしてみました。
FSR402はアナログセンサ(重量の変化が抵抗値の変化となる)ですが、ラズパイの持つセンサ用入出力はデジタルのみです。そのため、ラズパイとの間に
アナログ/デジタル変換(ADコンバータ) MCP3002 を経由させて抵抗値の変化(=重量の変化)を読み取るようにしました。
ところが、実際にいろいろなパターンで重量を測定して判ったことですが、このFSRの特性は「試行毎の誤差」以上に「
定常的な負荷に対して徐々に抵抗値が小さくなる(=重くなる)」という問題のあるものした。
最初の数分で大きく抵抗値が下がっていき、それ以降もずっと値が小さくなっていき(12時間以上)、また時折、値がジャンプするようです。
(右のグラフは、2つのFSR402に同じ1.5kgくらいの荷重を載せて、9時間近くモニタした時のグラフです。正確には固定抵抗とセンサ(可変抵抗)を直列につないセンサ側の電圧をAD変換)
これでは定量的な測定には使えそうにないため、FSR以外の方法を考えました。